その症状、身体からのメッセージかもしれません。
私たちは、熱が出ると「熱を下げたい」と思います。
咳が出れば「咳を止めたい」と思います。
皮膚がかゆければ、「早くかゆみを取ってほしい」と願います。
それは当然のことです。
症状はつらいものですから、少しでも早く楽になりたいと思うのは自然なことです。
しかし、ここで一つ考えてみてください。
もし、その症状に意味があるとしたらどうでしょう。
症状は身体からの「手紙」
私たちの身体は、言葉で話すことはできません。
その代わりに、
熱、痛み、かゆみ、疲労感、下痢、便秘
など、さまざまな症状を通して、
「少し無理をしていますよ。」
「ここに負担がかかっていますよ。」
と教えてくれています。
私はこれを、身体からのSOS と考えています。
症状だけを消しても、本当の解決にならないことがあります。
もちろん、薬はとても大切です。
私自身も皮膚科医として、必要な治療は積極的に行います。
しかし、薬で症状が落ち着いても、
また繰り返してしまう方が少なくありません。
それは、症状の「背景」が残っているからかもしれません。
私たちが診療で大切にしていること
当院では、「どんな薬を使うか」だけではなく、
「なぜ、その症状が起きたのか」を一緒に考えます。
例えば、
- 腸内環境
- 栄養バランス
- 睡眠
- ストレス
- 生活習慣
これらはすべて身体とつながっています。
もちろん、すべての症状がこれだけで説明できるわけではありません。
だからこそ、一人ひとりのお話を伺いながら、その方に合った方法を考えていきます。
このシリーズでお伝えしたいこと
「身体からのSOSシリーズ」では、
皮膚だけではなく、
腸、栄養、生活習慣、睡眠、ストレス など、
身体全体を一つのつながりとして考える視点を、
できるだけわかりやすくお伝えしていきます。
このシリーズが、ご自身の身体と向き合うきっかけになれば幸いです。
最後に
症状は、敵ではありません。
身体が一生懸命送ってくれているメッセージです。
その声に少し耳を傾けることで、
身体は思っている以上に応えてくれることがあります。
皮膚も腸も、身体からのSOS。
このシリーズを通して、一緒に身体の声を読み解いていきましょう。
